アウストロモラ・アンゲロフェリ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
アウストロモラ・アンゲロフェリ
分類
条鰭綱
フグ目
亜目フグ亜目
マンボウ科
アウストロモラ属
A.アンゲロフェリ
名称
学名Austromola angerhoferi
Gregorova, Schultz, Harzhauser, Kroh, Ćorić, 2009
和名アウストロモラ・アンゲロフェリ
保全状況
ワシントン条約付属書 II

アウストロモラ・アンゲロフェリとは、フグ目マンボウ科に属するマンボウの仲間である。アウストロモラ属の唯一の種である。

概要[編集]

オーストリアプッキング近郊にある下部中新世エーベルスベルク層から発見された。パラテシス海に分布する。

全長約320cm、全高約400cmになった。

アウストロモラ属は、マンボウ属ヤリマンボウ属の姉妹分類群であり、これら2属とともにクサビフグ属の姉妹クレードを形成している。このことから現代型のマンボウは、漸新世にはすで出現していたとされる[1]

属名は、「Austria (オーストリア)」と「Mola (マンボウ属の学名)」のかばん語で、種小名は保存状態の良い化石を見つけ、発掘したBercht Angerhoferへの献名である。

脚注[編集]