JR東日本211系電車2000番台ナノN607編成
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国鉄型ですか?いいえ、違います。
JR東日本211系電車2000番台N607編成とは、東日本旅客鉄道が1989年に製造した直流近郊型電車である。
概要[編集]
2023年現在も運行している編成であり、N600編成(6連)の2000番台の中では唯一ライトボックスが左右比率である「国鉄もどき編成」である。
歴史[編集]
- 1989年(平成元年)2月:製造される。当初は東海道線(東京口)向けに製造された。2000番台としては初の10連となる。当初は「東チタ」(東京支社田町車両センター)に配属された。
- 2013年(平成25年)3月:高輪ゲートウェイ駅の開業に伴う「東チタ」の廃止により、「東トウ」(東京総合車両センター田町センター)へ再配属。「東チタ」が「東トウ」へ変更されただけであり、車両への変化はない。
- 2015年(平成27年)1月:「長ナノ」(長野支社長野総合車両センター)へ転属。中央本線や篠ノ井線、信越本線の115系を置き換える目的で転属された。
- 2022年(令和4年)10月:支社構成の変更により「長ナノ」から「都ナノ」(首都圏本部長野総合車両センター)へ変更。こちらも「東チタ」が「東トウ」へ変更されたときと同じ様に車両への変更はない。
編成[編集]
方向 | ←長野・松本 | 甲府・高尾→ | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
号車 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 |
構造 | Tc' | M | M’ | M | M’ | Tc |
ナノN607編成 | クハ210-2007 | モハ210-2008 | モハ211-2008 | モハ210-2007 | モハ211-2007 | クハ211-2007 |
ライトボックス[編集]
当編成は日本国有鉄道が分割民営化となり、東日本旅客鉄道(JR東日本)となった1989年に製造された。通常、JR化後に製造された編成はヘッドライトの四角が大きく、テールライトの四角が小さい左右非対称のライトボックスであるが、この編成のクハはどちらの四角も同じ大きさの「左右対称ライトボックス(国鉄型)」である。N600編成のうち、JR化後に製造された2000番台(N607編成→N614編成)の中ではN607編成のみが唯一持っている特徴である。
そのため、国鉄型と勘違いする人も少なからず存在する。