2023年3月24日の金星食
ナビゲーションに移動
検索に移動
2023年3月24日の金星食(2023ねん3がつ24にちのきんせいしよく)は、アフリカ南部、アラビア半島南部、南アジア、東南アジア、東アジア南部、インド洋、南東大西洋で観測される。
各天体[編集]
日本[編集]
日本にはちょうど月没による金星食が見られる東限と、食にならない北限がかかっており、ギリギリの状況での観測となる。見られるのは日本の南西部、長崎県、熊本県、宮崎県、鹿児島県から南西諸島にかけてである。南西諸島では潜入しか観測できない。鹿児島県・宮崎県・熊本県の全域でも同じで、出現が観測できるのは長崎県のごく一部の地域に限られる。しかもそのような地域のほとんど(長崎市の一部、五島列島中南部)は接食となり、金星が全て隠れ、出現が観測できるのは五島列島の福江島北部の一部、姫島南部のみである。月没帯食でもよいなら、接食は熊本県天草南島西端のごく一部、長崎県南西部でも観測できる。長崎市は今回の金星食で接食を観測できる唯一の県庁所在地である。長崎市では、接食とはなるが、月没帯食とはならない狭間の地域があり、長崎市役所付近では、わずか1.7分間の接食となる。