鳥類
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鳥類 (ちょうるい)は動物界脊椎動物の一類に属す動物である。
概要[編集]
固い殻をもった卵から誕生し、生まれたときには成体と同じ形である。体の表面は乾燥から守るために羽毛で覆われ、肺で呼吸をするなど、乾燥した陸上生活に対応できる。すべてが恒温動物であることや、心臓の構造は哺乳類と同じである。また、ほとんどの種が前肢を翼に進化させ、飛翔できるが、飛翔の能力を退化させたもの、翼を鰭に進化させ、水中生活に適応したもの (ペンギン科)がある。口には歯がなく、餌に応じた嘴を発達させている。足の指は4本であるが、生活空間に応じて様々な配置となっている。
分布[編集]
ほぼ地球上のすべてに分布する。水中から高空まで生活範囲を広げているが、繁殖は地上で行う。
生物史[編集]
中生代に爬虫類の仲間から進化した。始祖鳥をはじめとして多くの種類が栄え、中生代と新生代の間の大絶滅にも多くが生き残った。新生代では哺乳類とともに繁栄している。
文化[編集]
日本では花鳥風月の一つとして鳥類を愛でる習慣があった。また、自由に空を飛べる鳥類は人類が「自由に空を飛びたい」という夢を見る存在であり、グライダーと飛行機の発明に繋がった。現在、各国の国章には鳥類をおあしらったものが多くあり、空軍の紋章にも使われることが多い。鷹や鷲などの猛禽類は(空を飛べる)自由と(捕食者としての)強さの象徴ともされ、米国などで紋章に使われる。