革秀寺

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革秀寺(かくしゅうじ)とは、青森県弘前市藤代1-4-1に存在する寺院である。宗派曹洞宗山号は津軽山。津軽為信霊屋は国指定の、本堂は青森県指定の重要文化財である。

概要[編集]

この寺院は慶長13年(1608年)、弘前藩の第2代藩主津軽信枚が初代藩主で父の為信を追悼するために創建した寺院である。開山は長勝寺8世の格翁禅師である。

為信は慶長12年(1607年)に京都で死去したため、その遺骨が京都からここに移されて葬られた。藩祖の菩提寺であったため、歴代藩主からの手厚い庇護を受けて寺領は150石を与えられて大いに興隆した。津軽3ヶ寺の一に数えられるまでになったが、明治維新廃藩置県で藩主の庇護が無くなると衰退し、現在では当時のものとして本堂が残されているだけである。一見すると単なる田舎寺のようであるが、藩祖の菩提寺だけに内部の間取りや欄干の彫刻などには桃山風の手法を取り入れているなど、青森県指定の重要文化財として現在まで伝えられている。

本堂の左手、松や杉が生い茂る中に津軽為信霊屋があり、これは江戸時代初期の造営によるもので、規模こそ小さいが豪華で凝った造りをしており、国指定の重要文化財に指定されている。

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