雁金山城
ナビゲーションに移動
検索に移動
雁金山城(かりがねやまじょう)とは、現在の鳥取県鳥取市湯所町1丁目にかつて存在した日本の城である。単に雁金城とも。
概要[編集]
久松山から北に延びた尾根のひとつで、標高136メートルの頂上に築かれた城である。城というよりは砦に近かったのではないかともいう説もある。
天正9年(1581年)、織田信長の命令を受けて侵攻した羽柴秀吉は、鳥取城を攻略するためにこの城をまずは攻めた。城を守るのは秀吉に追われた但馬国芦生城主の塩谷周防守で、この城はなかなか堅固であったが、秀吉の武将である宮部継潤によって落とされた。これによって鳥取城の孤立は決定的になったといわれている。
城跡には昭和27年(1952年)、鳥取大火が起きたのを契機として、久松山上でかつて死んでいった無名の武士らの霊を慰める高さ16.5メートルの白い相輪の平和塔が立てられた。