金環日食

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金環日食(きんかんにっしょく)とは、太陽が隠しきれず、太陽が月の外側に輪のようになって残る日食のこと。ベイリービーズも見えやすい。

条件[編集]

月が地球から約37万4000km以上離れていないと起きない。

地域[編集]

日食が見られる地域の中でも、特に細い帯状の地域でのみ観測される。通常、食分は最大食地点で最も大きくなる。継続時間は、食分が大きい(輪が細い)ときは、帯状の地域の両端で、食分が小さい(輪が太い)ときは、最大食地点で最も長くなることが多い。

観測[編集]

太陽の光量はかなり抑えられているとはいえ、もともとが莫大な量なので、やはり肉眼で直接観測するのは危険である。遮光板を使う必要がある。写真撮影でも、フィルターを使う必要がある。空も、曇り空よりやや暗い程度にしかならず、金星火星木星水星木星シリウスカノープスベガといった0等級以下の天体でないと観測は難しい。

関連項目[編集]

  • 日食
  • 皆既日食 - 月が地球により近いと、皆既日食に変わる。
  • 部分日食 - 日食が起こるときは、その種類によらず発生する。部分日食のみが発生し、皆既食も金環食も発生しない場合もある。