皆既日食(かいきにっしょく)とは、月が太陽を完全に隠し、太陽が見えなくなる現象。
月が地球に近く、太陽より月の見かけの大きさが大きいと起こる。また、地球が遠日点付近にあると、太陽の見かけの大きさが小さくなるので皆既日食になりやすい。地球上の細い帯状の地域でしか見られない。また、あまり大きさは変わらないので、見られるのは長くても7分半程度である。
皆既日食は、特別な機材を使わずにコロナを観測できる唯一の機会である。また、地球照や、開始直後と終了直前には彩層も観測できる。また、空は暗くなり、太陽以外の恒星や惑星も観測できる。