ベイリービーズとは、金環日食や皆既日食の初めと終わりに、月の表面の谷間から光が漏れて、数珠のように見える現象。金環日食のほうが見やすい。本影食帯の端の方で長く見られる。明滅の時刻を正確に記録することで、月の地形や太陽の大きさを推測することができる。
普通、ベイリービーズは外周の一部分にのみ見られるが、皆既日食に限りなく近い金環日食では、全周に見られることがある。1948年5月9日の日食で観測された。