金澤和夫

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金澤 和夫(かなざわ かずお、1956年(昭和31年)7月4日 - )は、日本官僚。前兵庫県副知事。学校法人摺河学園特別顧問。

来歴[編集]

神奈川県藤沢市出身[1]栄光学園高等学校(23期)[2]を経て東京大学法学部を卒業し、1979年昭和54年)に自治省(現総務省)へ入省[3]山形県遊佐町助役[4]熊本県副知事[3]、総務省大臣官房審議官を経て2010年平成22年)、兵庫県副知事に就任する[1]

2021年令和3年)7月18日投開票予定の知事選挙に当たり、歴代最長の5期20年にわたり知事を務めた井戸敏三から事実上の後継指名を受ける形で3月24日に立候補を表明し、同日付で副知事を退任した[1]。井戸の後継指名に対しては県議会で最大会派の自民党県議団の一部が5代連続となる副知事出身者の起用に反発し、大阪府財政課長の斎藤元彦を擁立して分裂状態となった[3]。自民党県議団の選挙対策委員会は多数決により県連に対して金沢の推薦を上申するよう求めたが、県連では谷公一県連会長の裁定でこの決定を覆して斎藤を日本維新の会と共同で推薦することを表明[5]。これにより、同年の兵庫県知事選挙は1954年(昭和29年)の選挙以来67年ぶりに保守分裂の構図となった。

投開票の結果、斎藤に敗れ落選した。

選挙後[編集]

2021年(令和3年)10月8日姫路女学院中学校・高等学校を運営する学校法人摺河学園は、前兵庫県副知事の金沢が11月から同学園の特別顧問に就任すると発表した。海外の学校との提携交渉などを担当する。同学園の摺河祐彦理事長が兵庫県私立中学高等学校連合会理事長として金沢と面識があり、就任を依頼した。学園はポーランドなどに姉妹校があり、海外からの進学受け入れを計画している。こうした事業で金沢は交渉などを担う。生徒向けに講演も行う予定。摺河理事長は「教育への考えは私と同じだと感じていた。知見を生徒のために生かしてもらいたい」と語った[6]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]