部落差別
ナビゲーションに移動
検索に移動
部落差別 (ぶらくさべつ)とは、被差別部落出身、若しくは現に居住している人物を偏見や誤った優越感で差別することである。
概要[編集]
出生地主義と血統主義によって部落民の数は大きく異なる。一回でも被差別部落に住めば部落民となる出生地主義ならば、日本各地にあった、大日本帝国陸軍の駐屯地は被差別部落にあり、国立大学も被差別部落にあるのでそこに属せば部落民となる。そうなると日本国民の大部分が部落民となる。
沿革[編集]
平安時代に成立したと考えられる賤民階級は戦国時代に解体したあと江戸時代に自然発生的に再編され、厳しい差別を受けた。職業や結婚にも制限が加えられたものの、皮革産業や処刑場の死体の処理といった職業を独占的に行い、ある程度の資産を持つものもいた。しかし、1871年の賤民解放令で平民となったものの、壬申戸籍には差別的表現がなされ、それまで独占的に支配してきた職業を奪われ、経済的に困窮した。
「寝た子を起こすな」は正しいか[編集]
同和教育に対して、「その存在を教えなければ差別はなくなる」といった意見がある。しかし、学校で教えなくても書籍やネットで知識を得られるし、肉親から誤った情報を得ることもできる。実際、被差別部落は存在し、これに対する行政支援も現にある以上、学校で正しい知識を得るのがふさわしい。
風評被害[編集]
イギリスのロック・バンドブラック・サバスが「部落差別」と発音が似ていることからこのバンドの楽曲が放送できなくなった。
関連作品[編集]
- 住井すゑ『橋のない川』