福田村事件
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福田村事件 (ふくたむらじけん)とは、1923年9月6日に千葉県福田村 (現在の野田市)で起きた殺人事件である。
概要[編集]
香川県から来た15人の薬の行商人が神社で休憩をとっていたところ、福田村と田中村の自警団約200人に暴行を受け、妊婦、幼児を含む9人が殺害された。関東大地震によって流言飛語が飛び交い、行商人に対する蔑視や、朝鮮人に対する敵視が惨劇を招いた。容疑者らは逮捕され、裁判は大審院まで続いた。被告らは有罪判決を受けたものの後に恩赦で釈放された。この事件はその後伏せられたが、太平洋戦争後に掘り起こされ、事件現場には慰霊碑が建てられた。
映画[編集]
2023年9月1日にノンフィクション作家の森達也はこの事件の映画を発表した。