軍事政権
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軍事政権(ぐんじせいけん)とは、軍隊が政治権力を掌握している政権のことである。
概要[編集]
軍事政権に国家が支配されていることから、軍事国家(ぐんじこっか)、軍政(ぐんせい)ともいう。クーデターなどにより樹立される例が多く、大統領あるいは首相などの要職は本来、憲法や選挙を経て選出されるはずであるが、軍事力を背景に法における手続きなどを無視して決められることが多い。また、言論統制が行われ、軍事政権を批判する勢力が放逐や拘束されやすい。
国家[編集]
令和4年(2022年)11月時点で北朝鮮やミャンマーなどが実質的に軍事政権であるといえる。
20世紀は大韓民国、リビアや南米のチリなどが軍事政権として知られた。
近世以前[編集]
東アジアでは、武人が政権を掌握して、皇帝や国王等に就く易姓革命が珍しくなかった。しかし、日本以外では、国家を建てた武人の子孫が徐々に貴族化したのに対し、日本は、鎌倉時代以降、1867年の大政奉還まで、天皇を上位にたてて、征夷大将軍や執権として実権を握ったある種の軍事政権であった。
関連項目[編集]