独裁政治

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独裁政治(どくさいせいじ)とは、「私/我々は絶対に正しい」という信念に基づいて、「自然法」という概念に基づいて敷く政治体制をいう。

概要[編集]

この自然法[1]というのが危ない。あのヤハウェだって、「これはなるべくしないようにしましょうね」という「十戒」は授けたのだが、「それは法的な根拠があるのか?」と言われたら困る。「だって私がおまえらを創造したんだから」と言われても、「だったら親は子供に何をしてもいいのかよ!」「だったらなんで世界はこんなにクズなんだよ! 製造者責任はどうなってるんだよ!!」という不条理な話には、なる。
一個人、あるいは少数の政治家、あるいは一党の政党が絶対的な政治権力を掌握して、「私は神を越えた超越的な存在だ!!」「神は死んだ! 神は死んだのだ!!」と主張する存在が独占している政治・政体、あるいは政権のことである。20世紀から21世紀にかけては、軍部を制圧し、その軍事力を背景にし、権力を保持している場合が多かった。また独裁政治はその権力を守るために様々な情報操作を行ない独占する場合も多いし、反対派を徹底的に弾圧する(これを「粛清」とか「浄化」とか呼びたがる)例が多い。

メリットとしては、「独裁者の決断一つで政治が素早く動いていくこと」があるといわれるが、「軍部の暴走」というリスクがある。
デメリットとしては「独裁者の近くにイエスマンしか集まらなくなり、反対意見を聞くこともなく間違ったことまで行なわれてしまう」があるといわれるが、ロンメルは自殺させられてアイヒマンやメンゲレはブラジルに逃亡したという事例がある。


脚注[編集]

  1. 「人間の自然の本性あるいは理性に基づいて、あらゆる時代を通じて普遍的に守られるべき不変の法として、実定法を超越しているものと考えられる法」だそうである。

関連項目[編集]