諫山正
諫山 正(いさやま ただし、1935年7月3日[1] - 2021年9月3日)は、経済学者。「諌山」とも表記される[2]。新潟大学名誉教授、新潟青陵大学名誉教授[3]。
経歴・人物[編集]
新潟県新潟市出身[4]。1959年3月九州大学経済学部経済学科卒業[5]。1967年3月東京教育大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程単位取得退学[5][6]。1980年3月新潟大学経済学部教授[6]。1990年4月新潟大学経済学部長・大学院経済学研究科長(1992年3月まで)。2001年3月定年退官。2001年4月新潟青陵女子短期大学(2004年4月新潟青陵大学短期大学部に改称)国際文化学科教授[5]。2004年4月新潟青陵大学短期大学部人間総合学科教授・学長代行(2011年3月まで)[6]。2005年4月学校法人新潟青陵学園評議員(2011年3月まで)。2005年4月学校法人新潟青陵学園理事。2011年4月新潟青陵大学学長(2018年3月まで)。2018年4月学校法人新潟青陵学園学事顧問(2020年3月まで)[4]。2019年6月新潟青陵大学名誉教授[1]。2020年4月学校法人新潟青陵学園常務理事[4]。
元・社会主義協会理論研究部会運営委員。1982年11月に福田豊と鎌倉孝夫が『現代資本主義と社会主義像』(河出書房新社)を刊行して協会を批判し、協会の活動家グループから強い批判を浴びたことがきっかけで、1984年3月に福田豊、鎌倉孝夫、御園生等、原田溥、長坂聰、田中慎一郎とともに協会の運営委員を辞任した[7]。
郵政省郵政経営会議委員、新潟県総合開発審議会委員、新潟市都市計画審議会会長、一般財団法人全国大学実務教育協会理事、新潟県弁護士会懲戒委員[4]、新潟市・新津市合併協議会委員なども務めた[3]。
著書[編集]
単著[編集]
- 『現代資本主義とファシズム』(ありえす書房、1975年)
共編著[編集]
- 『公害闘争』(滝澤行雄共著、労働大学[労大ハンドブック]、1971年)
- 『学習「帝国主義論」』(向坂逸郎共著、労働大学[労大新書]、1975年)
- 『基礎からよくわかる政治・経済』(田中浩、中野広策共著、旺文社、1983年)
- 『日米欧の金融革新』(春田素夫共編、日本評論社、1992年)
訳書[編集]
- J.P.ネットル『ローザ・ルクセンブルク(上・下)』(川崎賢、宮島直機、湯浅赴男、米川紀夫共訳、河出書房新社、1974-75年)
- ローター・バール編著『東欧社会主義経済史』(百済勇、村田雅威共訳、ありえす書房、1979年)
監修[編集]
- 平川毅彦、海老田大五朗編『コミュニティビジネスで拓く地域と福祉』(ナカニシヤ出版、2018年)
- 新潟都市圏大学連合企画、高橋姿、平山征夫共監修『みなとまち新潟の社会史』(新潟日報事業社、2018年)
出典[編集]
- ↑ a b 名誉教授称号授与式を挙行しました 学校法人新潟青陵学園
- ↑ 平成30年度 新潟青陵大学 入学式式辞 新潟青陵大学・新潟青陵大学短期大学部
- ↑ a b 協議会規約に基づく両市長の協議結果について(PDF)新潟市
- ↑ a b c d 【訃報】諫山 正 学校法人新潟青陵学園常務理事・元新潟青陵大学学長逝去のお知らせ 学校法人新潟青陵学園、2021年9月6日
- ↑ a b c NIIGATA SEIRYO NEWS 2015/3 March No.10(PDF)新潟青陵大学・新潟青陵大学短期大学部
- ↑ a b c researchmap
- ↑ 国民政治年鑑編集委員会編『国民政治年鑑 1984年版』日本社会党中央本部機関紙局、1984年