原田溥

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原田 溥(はらだ ひろし、1932年 - )は、経済学者。九州大学名誉教授。

経歴・人物[編集]

静岡県生まれ[1]。1955年九州大学経済学部卒業[2]。1960年九州大学大学院経済学研究科博士課程修了[1]。九州大学講師を経て[3]、同大学教養部教授[1]、同大学大学教育研究センター教授[4]。1988年「ドイツ社会民主党と農業問題」で経済学博士(九州大学)[5]。1996年九州大学を退官[6]。のち九州情報大学経営情報学部教授[4]

社会主義協会理論研究部会運営委員。福田豊鎌倉孝夫編著『現代資本主義と社会主義像』(河出書房新社、1982年11月)に「西ドイツ社会民主党の社会・経済戦略 : 社会民主主義の実験」を執筆。福田と鎌倉が同書を刊行して協会を批判し、協会の活動家グループから強い批判を浴びたことがきっかけで、1984年3月に福田豊、鎌倉孝夫、御園生等長坂聰諫山正田中慎一郎とともに協会の運営委員を辞任した[7]

主著は『ドイツ社会民主党と農業問題』(九州大学出版会、1987年)、『転換期の現代経済――日本経済改革への提言』(共著、有斐閣選書、1988年)[1]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『ドイツ社会民主党と農業問題』(九州大学出版会、1987年)

共編著[編集]

  • 『学習『空想より科学へ』』(向坂逸郎田中慎一郎共著、労働大学[労大新書]、1968年)
  • 『日本経済論』(小島恒久、田中慎一郎、中山嵂雄、小林晃共著、法律文化社、1968年)
  • 『学習『賃金・価格および利潤』』(向坂逸郎共著、労働大学[労大新書]、1976年)
  • 『転換期の現代経済――日本経済改革への提言』(福田豊、田中慎一郎共著、有斐閣[有斐閣選書]、1988年)
  • 『現代西ドイツの企業経営と公共政策』(津守常弘共編、九州大学出版会、1989年)
  • 『統合ドイツの文化と社会』(編、九州大学出版会、1996年)

訳書[編集]

  • ヴァルター・ヴィクトル『マルクス・エンゲルス小伝』(小島恒久、長坂聰共訳、労働大学[労大新書]、1966年)

出典[編集]

  1. a b c d 福田豊、原田溥、田中慎一郎『転換期の現代経済――日本経済改革への提言』有斐閣選書、1988年
  2. 小島恒久編『現代日本経済論』法律文化社、1981年
  3. 鈴木広「都市下層の宗教集団--福岡市における創価学会-上-」『社会学研究』第22号、1963年11月
  4. a b researchmap
  5. CiNii博士論文
  6. 『大学教育』第2巻第1号、1996年3月
  7. 国民政治年鑑編集委員会編『国民政治年鑑 1984年版』日本社会党中央本部機関紙局、1984年

外部リンク[編集]