行本恭庸
行本 恭庸(ゆくもと やすのぶ)は、日本の政治家、農家。岡山県赤磐郡熊山町議会議員、赤磐市議会議員(3期)を歴任。問題議員として有名で、特に「うんこ投げつけ」で著名となった。また、赤磐市の民度が問われる議員とも言える人物でもある。
来歴[編集]
岡山県赤磐市の議員を務める政治家であった。ただし、かねてよりかなりの問題児議員として知られていた。既婚者で息子がいる。息子はトラック運転手をしているとされている。
誕生日は不明だが、2020年12月時点で73歳とされているので、1947年生まれの可能性が高い。
岡山工業高校を卒業して、地元の建設会社に勤務。その後、熊山町議選に出馬して、町議を5期務め、在任中は町議会の議長職も歴任した。平成17年(2005年)に熊山町は他の赤磐郡3町と合併して赤磐市になったが、行本は同年4月の赤磐市議選に出馬するも落選。4年後の市議選で初当選を果たし、3期目(一貫して無所属)。
2020年12月1日、赤磐市議を辞職。
行本の問題行動の数々[編集]
行本は「うんこ投げつけ事件」で一躍有名になったが、実はそれ以前から問題を数々起こしていたことで有名だったとされる。『バイキングMORE』(フジテレビ系)では、2020年12月2日にその特集も行なわれていた。
障害者恫喝事件[編集]
2020年1月、障害者に就労機会を提供する福祉事業所の女性職員とその利用者5人が市役所3階のトイレを清掃していたところ、行本は「議会や委員会がある時はすぐ使えるよう考えられえ」と恫喝し、障害者を怯えさせた。それ以来、事業所は議会や委員会のある日はトイレ清掃を取り止め、その影響でそれまで働いていた人たちの仕事や収入も減った。この事態を重く見た市議会は議員辞職勧告決議案を提出し、9月に可決されている(ただし強制力は無いので行本は議員を続けていた)。
この若造が!事件[編集]
そして一躍、行本の名を有名にした事件が2020年11月4日、大腸がん検診で訪れた熊山保健福祉総合センターで、当時新型コロナウイルス感染拡大のため、マスク着用を求めた女性職員に対して「この若造が!」と行本は恫喝。そして「検体を出すだけなのにマスクは必要ない」と大声で怒鳴り散らし、便が入った検体袋を近くの机に投げつけた。その後、行本は車へマスクを取りに戻り、今度は着用して女性職員の前に現れ、「この若造が!」と恫喝した。
その他の問題行動[編集]
知人によると、行本はとにかく「自己中心的で、自分が周りの中心にならないと気が済まない短気な人物」だったという。上記以外にも数々の問題行動で知られていた。
- 行本は地元の猟友会にも所属していた。猟友会ではイノシシの駆除をしているが、猟友仲間からもその短気な性格から嫌われていた。2期目の時、議会で監査委員を務めていたが、行本は審査する前から、理由もなく予算そのものを反対。それで他の市議が『最初から予算に反対するのは、監査委員として不適格。辞めてもらう』と発言すると行本は激怒して危うく取っ組み合いの喧嘩になりかけた。
- 市議3期目に入ってからさらに言動が酷くなり、議長に対しても、『おめえはなあ』という感じで、遠慮は無かった。産業建設委員会に所属していたが、委員会で自分の意見が通らないと、『ワシはもう帰る』と言って勝手に帰ったという。
- 家庭内でもやりたい放題で、かなり昔の話だとされているが、行本家は仏教を信仰していて、仏壇には先祖の位牌が祀ってあった。ところが、行本はこれからは神道じゃあと言い出して、位牌を捨てたのでそれが原因で父親と大喧嘩になった。