芥川善行
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芥川 善行(あくたがわ よしゆき、昭和14年(1939年) - 令和元年(2019年)10月8日)は、日本の写真家。航空写真の第一人者として知られている。
生涯[編集]
10歳代の頃から写真を撮り始め、20歳の頃に鹿児島県与論島に台風の撮影に行き、空からの景色に魅了されてから、本格的に航空写真を開始する。日本列島を軽飛行機で飛び回り、各地の自然や景観をダイナミックかつ緻密に捉えた作品で高評価を受けた。そのため、全日空のカレンダーにその作品が長年採用され、同社の機内誌・「翼の王国」にも連載された。空撮の経験を生かして独自の大判カメラである「エアロアクタス」などの設計や開発も手掛け、国内メーカーの中判カメラ開発にも技術が生かされたという。
自作機はドイツで開かれているカメラ・写真機材などの総合見本市・「フォトキナ」に出展してきた。昭和58年(1983年)には愛媛写真家協会を県内のカメラマンと協力して設立し、同会の初代会長に就任する。作品集に「1000feet」などがある。