芝野虎丸

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芝野 虎丸(しばの とらまる、1999年平成11年)11月9日 - )は、日本棋院東京本院所属の囲碁棋士。名人。九段神奈川県出身。洪道場出身。兄は同じ囲碁棋士の芝野龍之介[1]洪清泉四段門下。令和三羽烏の一人。

経歴[編集]

  • 2014年(平成26年)9月1日夏季入段(平成27年度採用)。
  • 2015年、二段。
  • 2016年、三段。
  • 2017年8月1日、第26期竜星戦で余正麒七段に中押し勝ちし優勝した[2]
    • ★タイトル獲得により七段に昇段した。
  • 2018年(平成30年)、第4回日中竜星戦優勝
  • 2019年8月9日、河野臨九段と芝野虎丸七段の名人戦挑戦者決定プレーオフで勝利した。
    • 挑戦者となったため八段に昇段した。
  • 2019年10月8日、第44期名人戦挑戦手合で張栩名人を4-1で下しタイトル奪取した。
    • 名人位獲得により九段に昇段した。
    • ☆19歳11ヶ月・史上初の10代名人となる。七大タイトル最年少獲得。
  • 2019年11月29日、第67期王座戦5番勝負で井山裕太王座を3勝1敗で破り、王座を獲得した[3]

棋戦歴[編集]

受賞歴[編集]

  • 2015年(平成27年) 勝率第1位賞 ☆ .8125(39勝9敗)
  • 2017年(平成29年) 棋道賞新人賞、最多勝利賞・最多対局賞・連勝賞(66局53勝13敗・16連勝)第49回棋道賞勝率第1位賞受賞[4]

記録[編集]

  • 入段からリーグ入りの最短記録保持者
  • 名人戦リーグ・本因坊リーグ入り史上最年少記録保持者。
  • 歴代2位のリーグ入り年少記録保持者[5][6]
  • 全棋士参加棋戦獲得の最短記録保持者。
  • 七段昇段最短記録 2年11ヵ月
  • ☆史上初の10代名人、19歳11ヶ月・七大タイトル最年少獲得
  • 史上最年少九段昇段(★名人獲得により九段昇段)

第10回おかげ杯囲碁トーナメント戦[編集]

予戦(2/11)[編集]

本戦[編集]

第44期名人戦挑戦手合[編集]

2019年8月27日(火)から10月8日(火)まで行われた。4勝1敗で芝野虎丸八段が名人位を獲得した。

No 対局日 先番 対局場 結果
第1局 8月27日(火)、28日(水) 張栩名人 「ホテル椿山荘東京」
張栩名人6目半勝ち
第2局 9月10日(火)、11日(水) 芝野虎丸八段 「シャングリ・ラ ファーイースタン プラザホテル台北」
台湾・台北市
芝野虎丸八段中押し勝ち
第3局 9月17日(火)、18日(水) 張栩名人 「岐阜グランドホテル」
岐阜県岐阜市
芝野虎丸八段中押し勝ち
第4局 9月25日(水)、26日(木) 芝野虎丸八段 「宝塚ホテル」
兵庫県宝塚市
芝野虎丸八段中押し勝ち
第5局 10月7日(月)、8日(火) 張栩名人ト 「あたみ石亭」
静岡県熱海市
芝野虎丸八段中押し勝ち

第67期王座戦5番勝負[編集]

2019年10月25日から11月29日まで行われ、3勝1敗で芝野虎丸八段が王座を獲得した。

No 対局日 先番 対局場 結果
第1局 10月25日(金) 芝野虎丸名人 大阪府大阪市「ウェスティンホテル大阪」
芝野虎丸名人黒番半目勝ち
第2局 11月16日(土) 井山裕太王座 山梨県甲府市「常磐ホテル」 井山裕太王座黒番中押し勝ち
第3局 11月18日(月) 芝野虎丸名人 山梨県甲府市「常磐ホテル」 芝野虎丸名人黒番1目半勝ち
第4局 11月29日(金) 井山裕太王座 愛知県蒲郡市「銀波荘」 芝野虎丸名人白番半目勝ち

出典[編集]