洪清泉
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洪清泉(ほん せいせん、홍 맑은샘(ホン マルグンセム)、1981年12月30日-))は囲碁棋士。関西棋院所属。四段。韓国済州出身。「洪道場」を主宰し、芝野名人を始めとして、多数のプロ棋士を送り出している。
経歴[編集]
洪清泉四段の主催する洪道場は、一力遼七段、藤沢里菜女流四冠、芝野虎丸名人など有望若手棋士を13年で20人も輩出している名門道場である。NHK杯に出場する一流棋士である。入門者や級位者などの指導も行い、指導力は日本でナンバーワンである。
韓国棋院の院生としてプロを目指したが、夢はかなわなかった。2002年、世界アマチュア囲碁選手権で緑星囲碁学園を主宰する菊池康郎に会って影響を受け、日本で子供教室を開くことを決意する。2004年に来日し、2005年に「洪道場」を開いた。2007年に朝日アマチュア囲碁名人となり、2009年に関西棋院でプロ棋士になった。
2019年9月、囲碁人気の低迷に危機感を感じ、普及に専念することを決断した。土台づくりが必要として、『勝負手』を打つと話す[1]。
年譜[編集]
- 1993~1997年 韓国棋院院生として修行する。
- 1999年、アマ国手戦優勝(韓国代表決定戦)
- 2000年 世界アマ選手権 3位
- 2001年 アマ国手戦優勝(韓国代表決定戦)
- 2002年 世界アマ選手権 2位
- 2004年 鳳凰杯プロアマオープン優勝
- 2005年、洪道場開始。
- 2007年 全日本アマチュア名人戦 優勝
- 2008年 全日本アマチュア本因坊戦 優勝
- 2009年 関西棋院試験碁合格 関西棋院入段
- 2013年 二段
- 2014年 NHK杯出場
- 2015年 棋聖戦Cリーグ進出
- 2015年 秀策杯 3位
- 2016年 天元戦本戦進出
- 2016年 三段
- 2016年 碁聖戦本戦進出
- 2017年 天元戦本戦進出
- 2017年 NHK杯出場
- 2018年 NHK杯出場
- 2019年 四段
洪道場[編集]
2005年に市ヶ谷のマンションでスタートし、2013年に移った杉並区内の一軒家に、2015年時点で約30人の子どもたちが通っている。2015年8月に行われた少年少女囲碁大会の小学生の部で道場生が優勝、準優勝を占めた。
日本記者クラブ[編集]
芝野虎丸名人の記者会見に師匠として同席し、碁盤だけを見て全力を尽くすことが早くからできていた。次に何をすればいいか考える子だった、と回想した[2]。
公式ページ[編集]
リファレンス[編集]
- ↑ 洪清泉四段が長期休場 芝野ら育てた棋士、囲碁の普及に専念
- ↑ 芝野虎丸名人「タイトル取っても…」朝日新聞、2019年10月19日