舞の海秀平
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舞の海秀平(まいのうみしゅうへい、1968年2月17日 - )は、元大相撲力士、タレント、NHK相撲解説者。本名は長尾秀平。
概要[編集]
青森県鰺ヶ沢町出身。少年期から相撲を始め、木造高校を経て日本大学に進学。大学および大学相撲部同期[注 1]に大翔鳳昌巳がいる。大学時代は体重別で活躍はしたが、大きなタイトルは取れず、山形県の高校社会科教師を目指しており、免許取得にあたり高校同級生で俳優となった草野とおると同時期に教育実習を受けている。
しかし卒業直前に有望な同郷の後輩が急死し、後輩のためという名目で相撲界に転身。新弟子検査に通るために頭にシリコンを入れ合格。大学の先輩両国がいる出羽海部屋に入門し、当時は可能だった幕下60枚格付出で本名でデビュー。1991年3月場所で十両に昇進と共に舞の海の四股名を名乗る。
師匠から型にはまらない相撲を勧められ、十両昇進後は猫騙しによる揺動作戦を皮切りに三所攻めなど多彩な技を繰り出し「技のデパート」と呼ばれた。
大関小錦・霧島が主役となっていた1991年秋場所に新入幕。その後曙の全盛期となり、横綱曙が休場、主役が大関貴ノ花に交代しつつあった1994年秋場所では、小結を1場所務めた。
しかし、小兵で本場所取組で膝を痛めたのを機に低迷し、1999年11月場所限りで引退。年寄名跡の空きがなかったため、相撲界に残らず、タレントやNHK相撲解説者に転身。北の富士勝昭の貴重な相方としてNHKでの大相撲中継を盛り上げた。北の富士逝去発表後の大相撲中継では、玉ノ井親方と故人を偲んでいた。
同時代の主な好敵手[編集]
関連人物[編集]
- 田中英壽:日大在学時の監督。高校の大先輩でもある。