物言い
ナビゲーションに移動
検索に移動
物言い(ものいい)とは、相撲の勝敗の裁決(判定)に異議申し立てをすることである。
概要[編集]
プロアマ問わず、相撲は土俵の外に相手を出して寄り切るか、足裏以外の体を地に着けることによって勝敗が決まるが、裁決は人間が行うため、判断の誤りや土俵際の微妙な技で決着することもある。
行司の裁決が絶対とされる大相撲の場合でも、土俵下の勝負審判が片手をあげて「物言い」と発することによって、勝負確定のための協議を行う。大相撲ではビデオ録画の再生結果も参考にする。
因みに、大相撲では土俵下の控え力士も物言いを発することができるが、協議には参加できない。
協議の結果、同時に土俵下に落ちる同体と判断された場合は「同体取り直し」、判断誤りや反則負けとされた場合「行司差し違い」となるが、裁決が覆らず「行司軍配通り」になることも多い。
なお、アマチュア相撲にも同様に主審の判定に異議申し立てを行う制度がある。申立が認められれば、その後は副審の合議で大相撲の勝負審判同様に主審の判定が検証される。
転用[編集]
また、これが転じて異議申し立てをすることに使われたり、場の雰囲気を遮るような言動にも使われる。