細川岡城記
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細川岡城記(ほそかわおかじょうき)とは、細川氏に関する史料である。
概要[編集]
著者・成立年代[編集]
著者は讃岐国の住人である香川景助で、成立は江戸時代中期の天和3年(1683年)。ただし、後に同郷の中山城山が補訂したといわれている。
題名の細川は細川氏についてのことを表し、岡城は讃岐国香川郡由佐村に存在した細川頼之の居城のことである。
内容[編集]
全1巻。延元元年/建武3年(1336年)に足利尊氏の命令で細川定禅が讃岐国で挙兵するところから始まる。その後、尊氏の孫・義満の下で管領となった頼之以後の岡屋形(讃岐細川家)による讃岐支配について述べており、戦国時代における四国の情勢も述べている。天文22年(1553年)の阿波国板野郡勝瑞城城主・細川持隆の滅亡についても記されている。