穆宗(ぼくそう、794年 - 824年[1])は、唐の第15代皇帝(在位:820年 - 824年[1])。姓名は李恒(りこう)[1]。
第12代皇帝・憲宗の3男[1]。兄の恵昭太子李寧が死去したため、代わって皇太子に立てられる[1]。820年に父帝が宦官に毒殺されたため、跡を継いで即位した[1]。在位はわずか4年であったが、当時は凶兆の兆しとされる日食や彗星が相次ぎ、天災も続くなど混乱続きの治世の中で824年に31歳の若さで崩御した[1]。跡を長男で皇太子の李湛が敬宗として継いだ。