種別デノミ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

種別デノミ(しゅべつでのみ)とは、鉄道趣味界の用語。

概要[編集]

どちらかというと願望語に近い用語。
要は、通貨でのデノミネーションになぞられえて、停車駅が増えすぎた優等・速達列車について、停車駅を据え置いたまま、種別のランクを下げる要望や意見を標榜し、趣味人の中での価値観を維持させる感情に基づく。

種別デノミが要望される列車[編集]

JR特急列車[編集]

鈍足や停車駅の多い特急を、急行列車に格下げする意見が1980年の国鉄時代から散見。批評家では寺本光照が最先鋒である。但し、こうした格下げ論は、1950年代に中央線、京阪神、阪和線で料金を取らない国電の急行電車が運行されていた過去を無視しているのではとの意見もある。

中央線快速[編集]

通過運転する区間が他の通勤五方面作戦で複々線化された他路線と比較してかなり短く、中野(土休日は吉祥寺)以西で全ての駅に停車し、上位種別の速達列車が三鷹以西で続々と抜かすことや、JRから料金を取る定期急行列車が無くなり、かつ1961年2月以前は、中野以西各停の通過運転列車が「急行電車」を名乗っていたことを考えると、快速電車を「区間急行電車」、特別快速を「急行電車」にし、インバウンド客が私鉄の種別と混乱しないようにさせるのが相応しいのではという意見がある。

東急東横線急行・特急[編集]

急行は隔駅停車に近いまでに停車駅が増え、特急は4駅間隔の停車のため、準急・急行への格下げ要望が絶えない。

京急の種別[編集]

快特が過去より停車駅が増え、さらに座席確保制の「Wing号」が設定されたため、快特、特急はそれぞれ特急、快急が相応しいのではとの意見がある。

名鉄名古屋本線の名岐間急行[編集]

JR東海道本線の普通よりも遅く、名鉄名古屋 - 名鉄一宮間で準急より2駅停車駅が少ないだけなので、特別停車減らしも兼ねて、かつて小田急で採用された快速準急を採用するのが相応しいのではという意見がある。

山陽電気鉄道S特急[編集]

通勤時運行の特急にも関わらず、各駅停車区間があったり、停車駅が多く通勤急行が相応しいのではという意見がある。

関連項目[編集]