源了圓

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源 了圓(みなもと りょうえん、大正9年(1920年7月27日 - 令和2年(2020年9月10日)は、日本歴史学者東北大学名誉教授日本学士院会員。専門は近世日本思想史。

来歴[編集]

熊本県出身。近世から明治時代の思想史、日本文化論を研究し、中国韓国の研究者などとも共同研究を行なった。関係著書も多数ある。

令和2年(2020年)9月10日午前1時36分、鬱血性心不全により死去。100歳没。

著書[編集]

単著[編集]

  • 『義理と人情 日本的心情の一考案』(中公新書 1969年/中公文庫 2013年)
  • 『実学と虚学』(富山県教育委員会 1971年)
  • 『徳川合理思想の系譜』(中公叢書 1972年)
  • 『徳川思想小史』(中公新書 1973年)
  • 鉄眼 日本の禅語録 第17巻』(講談社 1979年)。「仮字法語・化縁之疏」
    • 「禅の古典9 鉄眼」1982年/鉄眼 新装版〈禅入門10〉1994年。前者は選書判「仮字法語」のみ
  • 『近世初期実学思想の研究』(双文社出版 1980年)
  • 『教育学大全集 1 文化と人間形成』(第一法規出版 1982年)
  • 『江戸の儒学「大学」受容の歴史』(思文閣出版 1988年)
  • 『身体の思想〈2〉型』(創文社 1989年)
  • 佐久間象山 幕末・維新の群像 第8巻』(PHP研究所 1990年)
  • 『蓮如 浄土仏教の思想 第12巻』(講談社 1993年)
  • 『一語の辞典 義理』(三省堂 1996年)
  • 『精読・仏教の言葉 蓮如』(大法輪閣 1999年)
  • 横井小楠研究』(藤原書店 2013年)

共編著[編集]

  • 田村芳朗共編)『日本における生と死の思想 日本人の精神史入門』(有斐閣選書 1977年)
  • 『日中実学史研究』末中哲夫共編(思文閣出版 1991年)
  • 『国家と宗教 日本思想史論集』玉懸博之共編(思文閣出版 1992年)
  • 『日中文化交流史叢書 第3巻 思想』厳紹璗共編(大修館書店 1995年)
  • 『日中文化交流史叢書 第4巻 宗教』楊曽文共編(大修館書店 1996年)
  • 横井小楠のすべて』共編(新人物往来社 1998年)

編著[編集]

  • 『古典大系日本の指導理念』全20巻(第一法規出版 1983~1984年)
  • 『日本の名著 23 山片蟠桃海保青陵』(中央公論社 1971年)責任編集 のち新装版
  • 『江戸後期の比較文化研究』(ぺりかん社 1990年)
  • 『型と日本文化』(創文社 1992年)
  • 『原念齋 先哲叢談』(前田勉共訳注、平凡社東洋文庫 1994年)
  • 高坂正顕 明治思想史』(燈影舎〈京都哲学撰書 第1巻〉1999年)編・解説
  • 『季刊日本思想史60 近代日本とアジア』(ぺりかん社 2002年)責任編集
  • 『別冊『環』横井小楠 1809-1869「公共」の先駆者』(藤原書店 2009年)