正二位
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正二位(しょうにい)は、位階制度における位階及び神階における位のひとつである。
位階は上位から正一位、従一位、正二位の順であり、正二位の官位は左大臣及び右大臣に相当する。江戸時代の征夷大将軍は生前は就任時に正二位となることが多い。例として徳川家宣は、就任時に正二位、内大臣、右近衛大将、征夷大将軍となった。
昭和・平成時代の位階制度において、内閣総理大臣は在任1年以上で生前または死後に正二位を贈られる例が多い。たとえば、大平正芳、橋本龍太郎は没後、正二位に叙位された。
歴史的には、没後に位階が贈られる場合、贈位と言われるが、贈位で贈られた場合は、正二位を贈正二位と表記していた。例示すれば、木戸孝允の墓に内閣顧問勲一等贈正二位木戸孝允と表記があることが挙げられる。