樫本大進
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樫本 大進(かしもと だいしん、英:Daishin Kashimoto[1] 1979年3月27日 - )は、バイオリニスト。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の第1コンサートマスター。ドイツに在住。
経歴[編集]
- 1979年3月27日、ロンドン生まれ[2]。
- 1982年、3歳より日本でヴァイオリンを習い始める。恵藤久美子に師事。
- 1984年、5歳で父親の赴任に伴いニューヨークへ。
- 1986年、7歳でジュリアード音楽院プレカレッジに入学、田中直子に師事。ドロシー・ディレイに師事。
- 1990年、11歳のとき名教授ザハール・ブロンに招かれ、リューベックに留学。母と単身でドイツ生活。
- 1999年、20歳よりフライブルク音楽院でライナー・クスマウルに師事(2004年まで)。
- 2005年春、フライブルク音楽院を卒業。
- 2007年秋、「赤穂国際音楽祭2007」は樫本大進の提案で開催。
- 2008年3月、マリンバ奏者の出田りあと結婚。同年秋、「ル・ポン姫路国際音楽祭2008」を開催。
- 2009年9月、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団第1コンサートマスターに内定
- 2010年12月、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団第1コンサートマスターに就任。
- 2012年10月、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集発売[3]。
- 2018年10月7日~10月14日「ル・ポン姫路国際音楽祭2018 赤穂・姫路」開催、音楽監督[4]
受賞[編集]
- 1990年、第4回バッハ・ジュニア音楽コンクールで第1位。
- 1991年、リピンスキ・ヴィエニヤフスキ国際コンクール・ジュニア部門第3位。
- 1993年、マンハイムジュニア国際コンクールで第一位。同年、ユーディ・メニューイン国際コンクール・ジュニア部門で第1位
- 1994年、第3回ケルン国際ヴァイオリン・コンクールで第1位。
- 1996年、フリッツ・クライスラー国際コンクールで第1位。同年、ロン=ティボー国際コンクール(パリ)で史上最年少で第1位(17歳)。
人物[編集]
- 若い頃にベルリンのような国際的大都市ではなく、ドイツの小さな町でドイツの空気を味わえたことは、音楽のために良かったと語る[5]。
- 最初はドイツ語が分からず、クラスに1人英語が話せる子が通訳してくれた。3カ月も経つと、皆とドイツ語で普通に会話できるようになった[5]。
- ザハール・ブロンはロシア人の先生だがレッスンはドイツ語。周りにロシア人の生徒も多いため、少しロシア語が分かるようになった[5]。
- クスマウルは「自分で考え、自分の道を行け」と言い、チャイコフスキーの協奏曲を出すと、クスマウル先生は、「それは俺よりお前の方が上手い。それよりモーツァルトを弾け」と言った。音楽的なアドバイスを沢山もらう[5]。
- ベルリン・フィルの団員として5シーズン目のとき、前任者の安永から、一通りのレパートリーを弾くのに少なくとも10年は掛かると言われて驚く。
インタビュー[編集]
使用楽器[編集]
参考文献・注釈[編集]
- ↑ Daishin Kashimoto, 1st Concertmasterベルリンフィル、
- ↑ 樫本大進Japan Arts
- ↑ EMI CLASSICSと世界契約、樫本大進によるベートーヴェンTower Record、2012年09月10日、2019年2月11日閲覧
- ↑ ル・ポン姫路国際音楽祭2018
- ↑ a b c d 樫本大進インタビュー
- ↑ Ozawa Seiji Interview
- ↑ Violinist.com interview with Daishin Kashimoto: Beethoven Sonatas