横浜祖母・母殺害事件
ナビゲーションに移動
検索に移動
横浜祖母・母殺害事件(よこはまそぼ・ははさつがいじけん)とは、2015年(平成27年)5月18日に神奈川県横浜市戸塚区で15歳の少年Aが母親(当時50歳)と祖母(当時81歳)を殺害した事件。
概要[編集]
2015年5月18日午前8時頃、横浜市の自宅で高校1年の男子生徒Aは母親と祖母の胸を刃物で突き刺して殺害した。自宅1階で祖母が、2階で母親が発見され、両者の遺体の胸や背中には複数の刺し傷が確認された。同日午後、「人を殺しました」と包丁を持って戸塚区内の交番にAは自首した。交番の警察官は誰を殺したのかを質問し、Aは「祖母と母を刺した」と答えてバッグから刃渡り約17センチの包丁を取り出してカウンターの上に置いた。神奈川県警戸塚署はAを殺人の疑いで逮捕した。
動機に関しては「学校のことで注意されてかっとなった」と供述している。事件当時は高校の制服を着ていたが、交番を訪れた際には私服に着替えていた。自首の理由については大変なことをしたからと話している。
2015年8月28日、横浜家裁は殺人の非行内容で送致されていたAを検察官送致(逆送)した。これにより10日以内に起訴され、成人と同じ公開の法廷で裁判員裁判が開かれる見込みとなる。少年法は殺人などの犯行時に16歳以上の少年について家裁は原則逆送すると規定しているが、Aはこれに満たない。小池喜彦裁判長によると「規定の年齢に近づきつつあった」と指摘し、結果の重大性などから「刑事責任を問うことが相当」と判断したという。