根道神社
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根道神社(ねみちじんじゃ)は岐阜県関市板取にある神社。社格は村社。神社名鑑[1]には記載が無い。現在は近隣のモネの池のほうが有名である。
根道神社の歴史[編集]
9世紀中頃
- 白山信仰がさかんになり加賀、越前、美濃の三方に登山口がひらかれる[2]。このため、この地域には白山神社が多数存在した。
1689年 (元禄2年)
1756年 (宝暦6年)
- 同年に執筆された『濃陽志略』には「神明祠、鳴神祠、山神祠、大明神祠、月日神祠、神明祠、金剛童子祠、神明祠、八幡祠以上在白谷」の記載が有る[4]。
- 尾張藩の濃陽志略補訂の御用につき、忽庄屋清左衛門は所軒絵図並びに寺社堂銘之絵図を作成して提出[5]。白谷地区については、以下の記述がある。
- 大明神社 祠八尺四面 屋敷 東西十五間 南北十八間
- 月日神社 祠五尺四面 屋敷 東西十七間 南北二十八間
- 拝殿共有 二間・三間 (下根道上)
- 鳥居あり
- 元禄二年正月六日助右衛門奉納の鰐口あり
- 山神社 祠二尺四面 屋敷 東西六間 南北五間 (岩村寺南)
- 神明社 祠三尺四面 屋敷 東西二十二間 南北十五間 (中道下)
- 鳴神社 祠五尺四面 屋敷 東西十五間 南北六間 (荒須)
- 祭礼 二月十七日
- 八幡社 祠三尺四面 屋敷 草地村扣 (荒須)
- 祭礼 八月十五日
- 金剛童子社 祠五間四面 屋敷 東西四間 南北七間 (下根)
- 祭礼 二月十七日
- 神明社 祠五尺四面 屋敷 東西二十八間 南北十五間 (島下)
- 鳥居あり
- 神明社 祠五尺四面 屋敷 東西十五間 南北十八間 (ガキガノド)
- 祭礼 二月十日
- 山神社 祠なし (タラガ谷)
- 同年に完成した『濃州巡行記』には「村中に八幡社、山神社、其他三社」の記載が有る[6]。
1876年 (明治9年)
1883年 (明治16年)
- 社寺取り調べ帳時の名称[3]
- 下根道神社 (大明神社 下根道上)
- 月日神社 (月日神社 下根道上)
- 山神社 (山神社 岩村寺南)
- 白山神社 (山神社 中道下)
- 雷神社 (鳴神社 荒須)
- 八幡社 (八幡社 土場)
- 金山彦神社 (金剛童子社 下根)
- 嶋下神社 (神明社 島下)
- 白山神社 (神明社 ガキガノド)
1906年 (明治39年) 合祀の勅令
- 明治40年頃勅令により、神社の多くあった「白谷区」「老洞区」「門出区」「岩本区」「中切区」「田口区」では諸社を合祀[8]することになった。
1909年(明治42年)1月
1913年(大正2年)
- 提灯奉納
1917年(大正6年)
- 石碑奉納
1942年(昭和17年)
- 鳥居1奉納
1976年(昭和51年)
- 本殿の屋根銅板葺工事及び土台工事奉納
1992年(平成4年)
- 石段の手すり奉納
1993年(平成5年)
- 本殿覆いのための屋根奉納
年代不明
- 拝殿再建。本殿脇に拝殿再建との木製の札が掲げられている。
境内[編集]
境内は写真のとおり、一般的な神社様式である。本殿の保護のために屋根が後から増築されている。
主な祭神について[編集]
主な祭神には2説ある。岐阜県神社庁ホームページ[7]によると、根道大神・伊弉冉命・大雷神・大山祇神・金山比古神となっており、板取村村史[8]によると、祭神不詳・伊弉冉命・大雷神・大山祇神・金山比古神となっている。根道大神については詳細不明である。
根道神社の祭り[編集]
脚注[編集]
- ↑ 神社本庁神社名鑑会 『神社名鑑』 神社本庁神社名鑑会、1963年4月1日、初。
- ↑ 板取村教育委員会 『郷土板取のあゆみ』 板取村教育委員会、初、11頁。
- ↑ a b 渡邉賢雄 『板取村史』 板取村教育委員会、初、445頁。
- ↑ 平塚正雄 『濃州徇行記』 合名会社 大衆書房、1970年3月1日、復刻、497頁。
- ↑ 渡邉賢雄 『板取村史』 板取村教育委員会、初、446頁。
- ↑ 平塚正雄 『濃州徇行記』 合名会社 大衆書房、1970年3月1日、復刻、491頁。
- ↑ a b c d “根道神社”. 岐阜県神社庁. 2016年5月23日確認。
- ↑ a b c d 渡邉賢雄 『板取村史』 板取村教育委員会、初、729-730頁。