松代大本営跡
ナビゲーションに移動
検索に移動
松代大本営跡(まつしろだいほんえいあと)とは、現在の長野県長野市松代町松代479-11に存在する地下壕である。
概要[編集]
太平洋戦争で既に日本の敗色が色濃くなっていた昭和19年(1944年)秋、日本陸軍は皇居や大本営、日本政府の機関を安全な場所に移すため、象山・白鳥山・皆神山の地下にそれらを移築しようとした。陸軍は昭和19年の秋から10ヶ月をかけて延べ300万人を動員し、トンネル全長1万3069メートル、有効床面積4万3000平方メートルの地下壕を作り上げた。トンネルの長さは新清水トンネルの1万3490メートルよりわずかに短いが、床面積は東京ドームの4倍に達する巨大なものであった。現在は気象庁地震研究所として使われており、長さ100メートルものひずみ計が置かれている。