東高島工臨
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東高島工臨
工9830(EF65 1115牽引) | |
種別 | 工事列車(JR東日本) 専用貨物列車(JR貨物) |
列車番号 | 工9831列車・工9830列車(JR東日本) 臨8584列車・臨8171列車(JR貨物) |
運行事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) 日本貨物鉄道(JR貨物) |
走行路線 | 東海道貨物線、南武支線、高島線(JR東日本) 東海道貨物線、武蔵野線、東北本線(JR貨物) |
運行区間 | 東高島 - 川崎貨物 - 宇都宮(タ) |
両数 | 変動 |
使用車両 | 国鉄EF65形電気機関車 国鉄ホキ800形貨車 |
運行開始年 | 2013年 |
廃止年 | 2023年 |
東高島工臨(ひがしたかしまこうりん)とは、東日本旅客鉄道(JR東日本)が川崎貨物駅 - 東高島駅間で、日本貨物鉄道(JR貨物)が宇都宮貨物ターミナル駅 - 川崎貨物駅間で設定していた工事列車(工事用臨時列車、工臨)の1つである。
JR東日本区間では東海道貨物線、南武支線、高島線を、JR貨物区間では東海道貨物線、武蔵野線、東北本線を経由する。
概要[編集]
主に東海道本線沿線地区のバラスト(砕石)輸送を担っている。JR東日本の発送する「工臨」でありながら、日本貨物鉄道(JR貨物)との連携で発送されるのが特徴で、JR貨物の列車で宇都宮貨物ターミナル駅から川崎貨物駅まで運ばれたバラスト積載のホッパ車をJR東日本側が引き継ぎ、いったん東高島駅までホッパ車を回送させてから後日目的地まで発送する、という異色の輸送形態を取っている[1][2]。目的地には品川駅(品川工臨)や川崎貨物駅(川崎貨物工臨)、東京貨物ターミナル駅(東京タ工臨)といった東海道本線沿線の鉄道駅があり、同路線のバラスト輸送の拠点となる列車として不定期で運行されている。さらに後日、使い終わったホッパ貨車を東高島駅から川崎貨物駅まで回送させ(返空)、同駅にてJR貨物に引き継いだら一連の運行が終了する。
ファンからは「幻の工臨」と呼ばれていた[3]。2023年12月をもってひっそり運行を終了した[4]。
列車番号は、宇都宮(タ)→川崎貨物間が臨8584列車(JR貨物運行)、川崎貨物→東高島間が工9831列車(JR東日本運行)、東高島→川崎貨物間が工9830列車(JR東日本運行)、川崎貨物→宇都宮(タ)間が臨8171列車(JR貨物運行)。
歴史[編集]
- 2013年(平成25年)12月14日:東海道本線の工臨発送拠点に用いられていた(旧)田町車両センター周辺・品川駅の線路整理により、東高島発送に変更となり、東高島工臨の運転が開始される[5]。
- 2023年(令和5年)12月14日:川崎貨物工臨運行に伴うこの日の東高島工臨返空をもって、東高島工臨が運行を終了する[4][注 1]。
使用車両[編集]
電気機関車[編集]
- 国鉄EF65形電気機関車(JR東日本尾久車両センター所属機・JR貨物新鶴見機関区所属機)
- 2つの会社の双方共にEF65形が用いられていた。それぞれのプレートの色で所属先の鉄道会社を大まかに判別できる(JR貨物は赤プレートがメイン、JR東日本は白プレートがメイン・但し例外あり)。
貨車[編集]
- 宇都宮配給でも使用される宇都宮タ常備の貨車が使われる。
脚注[編集]
- 出典
- ↑ “東高島工臨と砕石列車8574レ”. 汽車 鉄道プラス バス. 2023年12月28日確認。
- ↑ TRAIN SQUARE(実車と模型) (2022年7月10日). “東高島工臨(臨8574レ〜工9931レ)”. アメーバブログ. 2023年12月28日確認。
- ↑ TRAIN SQUARE(実車と模型) (2021年4月11日). “東高島工臨 臨8574レ〜工9931レ”. アメーバブログ. 2023年12月28日確認。
- ↑ a b S69496976のツイート (1735264155677147619)
- ↑ 線路巡礼2 (2013年12月14日). “あの東高島貨物駅が工臨の新しい基地になりました?”. FC2ブログ. 2023年12月28日確認。
- 注釈
- ↑ 2013年の初設定から10周年の節目となる日にラストランを迎えている。これは偶然なのか、それとも……。