東明寺 (大和郡山市)
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東明寺(とうみょうじ)とは、現在の奈良県大和郡山市矢田町2230に存在する寺院である。宗派は高野山真言宗。山号は鍋蔵山。
概要[編集]
金剛山寺(矢田寺)の北およそ1キロの山中にある寺院である。この寺は飛鳥時代末期の持統天皇7年(693年)に天武天皇の第5皇子で『日本書紀』の編纂を担当したことで知られる舎人親王が創建したと言われている。
本尊の木造薬師如来坐像は平安時代に造立されたものであり、国の重要文化財に指定されている。他にも同時代に造立された木造地蔵菩薩坐像、毘沙門天立像、吉祥天立像も重要文化財に指定されている。寺の少し北東の滝寺には磨崖仏があり、7世紀後半の白鳳期の作とされ、これは国の史跡に指定されている。