東名あおり運転死亡事故
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東名あおり運転死亡事故(とうめいあおりうんてんしぼうじこ)とは、平成29年(2017年)6月5日に神奈川県大井町の東名高速道路であおり運転により発生した死亡事故のことである。
概要[編集]
経過[編集]
裁判のポイント[編集]
- 危険運転致死傷罪について、検察側は「重大な危険が生じる速度」に停車も含まれ事故と関連するとして適用できるとし、弁護側は「進路妨害行為での危険は停車時点で終わっている」として適用できないと主張している。
- 検察側の求刑である23年は、危険運転致死傷罪と監禁致死傷罪のいずれも法定刑の上限は懲役20年に加え、検察側が他に起訴した強要未遂罪など3件も含めたものである。
- Iは「社会のルールを守ります」と反省文を読み上げたが、「俺と面会したいなら30万円から」と接見希望の記者に金銭を要求したりするなど反省の色は見られないとされている。このため被害者遺族などからも「自分(Aの母親)が生きている間は被告が外を歩くのは許せない。私の何倍もの苦しみを味わってほしい」、Bの父は「I被告は反省しているように見えない」、Aの長女は「家族みんなで死んでしまえばよかったと何度も思う。2度とこのようなことをしないで」という意見が検察官によって代読されているなど、厳罰を求めている。
- 2019年12月、地裁は公判前整理手続きで危険運転致死傷罪に当たらないとしながらも、その後に見解を変更して判決で危険運転致死傷罪の成立を認めたのが「Iや弁護側に対する不意打ち」で違法な訴訟手続きだとして、判決を破棄して裁判のやり直しを命じた。
- 弁護側は冒頭陳述で「交通法規を無視した大型トラックの無謀運転による追突事故」と主張している。
- Iは無罪を主張している。