曹豹
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曹 豹(そう ほう、又はそう ひょう、生没年不詳)とは、中国の後漢末期の武将[1]。
生涯[編集]
193年に曹操が徐州に侵攻して来た際、劉備と共に曹操軍を迎撃したが敗れた[1]。
194年の陶謙没後は劉備に仕え、196年に劉備が袁術と対陣している間に当時劉備を頼っていた呂布に寝返って呂布を徐州に招き入れた[1]。「呂布伝」の注では曹豹は張飛と喧嘩して殺されたので、中郎将の許耽が呂布を迎え入れたという。
『三国志演義』では呂布の第2夫人の父とされ、袁術と対峙する劉備の代わりに徐州の留守を預かる張飛が酒を飲みだすと、曹豹は飲酒をやめて留守居の役目を果たすように諌めるが張飛は聞き入れないばかりか曹豹に50回も鞭打たれる暴行を行なった。このため、恨みを抱いた曹豹は呂布を徐州に招き入れて張飛を討とうとしたが、張飛に返り討ちにされて斬り殺された(第2夫人の父とされているのは呂布と親しい仲にあるということで張飛の失態を少しでもそらせる狙いがあったと思われる)。
光栄の歴史シュミレーションゲームである『三国志』シリーズでは能力値は低く設定されているが、信長の野望の『諸王の戦い』シナリオで多くの英傑が現れる中で光武帝配下としてギャグ的に登場している。