悲惨な戦い

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悲惨な戦い (ひさんなたたかい)とは、なぎら健壱が作詞作曲した楽曲である。

概要[編集]

大相撲若秩父雷電が対戦するという架空の一番で、若秩父廻しが落ちて慌てふためく力士行司国技館NHKをコミカルに描いたコミックソングで、大ヒットした。日本相撲協会からの抗議はなかったがその後放送局が自主規制して放送されなくなった。しかしなぎら健壱はライブで歌い続け、有線放送でも流されていた。この時の歌詞はレコードとは異なり、「NHK」を「犬HK」と言っていた。なぎら健壱に取材をしていた森達也は「でもそれはかえって失礼ではないですか」と聞くと、なぎら健壱は「そんなもんですよ」と答えた。

実際にあった不浄負け[編集]

2000年5月13日平成12年大相撲夏場所7日目に三段目千代白鵬朝ノ霧満の対戦で朝ノ霧の廻しが緩んで行司木村要之助が止めに入り、不浄負けとなった翌日のスポーツ新聞は、横綱大関といった幕内力士の取り組みよりも、この不浄負けを大きく報道した。この時、なぎら健壱の「悲惨な戦い」の歌詞を引用して報道した。当の朝ノ霧は「恥ずかしくて行司の裁決の声も聞こえなかった」と言った。この取組はロイター通信によって海外でも報道された。後に、「滅多にない決まり手で負けた力士」としてギネスブックに載せられた。この時の朝ノ霧の廻しは以前、体重が減少して短く切ったものを体重が元に戻ったにも関わらずに使った結果大惨事に至ったもので漫画家やくみつるが本人から譲り受けて保存している。朝ノ霧はこの取り組み後負け越し、その後引退して高知県スーパーマーケットに就職した。

詳細は「大相撲平成12年夏場所の不浄負け」を参照

他の作品への影響[編集]

小林よしのりの「おぼっちゃまくん」で、主人公が銭湯石鹸を踏んで止まれなかったために上級生の●●●を掴んで止まったところが、この曲のラストシーンと同様である。

プロレスでは[編集]

流石に前の露出はないが、アメリカ人レスラーのディック・マードックは対戦相手にタイツを掴まれてお尻をペロンチョすることで有名であり、数回観客にお尻を見せている。また、グレート・アントニオも試合中のアクシデントでお尻を見せたことがある。

参考文献[編集]