アメリカ人
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アメリカ人とは、アメリカ合衆国の国民を指す。血統主義ではなく、出生地主義であるため、アメリカ合衆国の領土で生まれれば、親の国籍に関係なく、アメリカ人になることが出来る。
アメリカ合衆国は、移民国家であるため、国民の出自は雑多であるが、東海岸のアングロサクソンで、プロテスタントである者(=WASP)が支配的地位にあるとされる。その他にも、ヒスパニック、アフリカ系、中東系、東洋系、ラテン系、インディアンなど、さまざまな国民がいるが、低所得に置かれる場合が多い。ドイツ系や北欧系の移民も多く、準ワスプ的な地位にあり、またユダヤ人もニューヨークなどの都市において支配的な地位に就いている者も多い。
一般にアメリカ人は、正義を尊び、力による決着を好み、白黒をはっきりさせようとする二元論の傾向があるとされる。訴訟社会であるのも、争いを好んでのことではなく、紛争の当事者では話し合いが困難なことから、法律家という第三者に、法律という公平な尺度を用いて、公平な決着を期待するのである。
また、アメリカ人は個が確立しており、個人主義だと言われるが、マッカーシズムのときは、アメリカ人には珍しく集団心理が働いた。
アメリカ人は、アメリカ本土の国民のみならずハワイ人、プエルトリコ人、グアム人ならびに、アメリカ合衆国の海外領土の市民などにより構成される。