性的少数者
性的少数者（せいてきしょうすうしゃ）は、要するに性的な少数者である。当事者間では、「セクシャルマイノリティ」の略称である「セクマイ」の呼称が用いられることも多い。
概要[編集]
GBT(Q) と一緒くたに論じる論者も多い。
- L - レズビアン(lesbian) 。女性の同性愛者。
- G - ゲイ(gay)。男性の同性愛者を云うらしい。
- B - バイセクシュアル(bisexual)
- T - トランスセクシャル(transsexual)
- Q -クィア(Queer)
である。
多数者(マジョリティ)は「異性愛者(ヘテロセクシャル)」であろう。マイノリティ側からは略称としての「ヘテロ」が使われたりもするが、「ノンケ」は一般化している。侮蔑的に「アホバカノンケ」とも呼ばれる。マイノリティ側から見て不快でないヘテロは「ストレート」または直(ちょく)。
同性愛者(ホモセクシャル)は「ホモ」と呼ぶことも当事者間では普通にある。レズビアンも区分としてはホモである。
ゲイは、形容詞としては（ただし古語といわれる）「陽気な、快活な」「（色が）派手な、鮮やかな」「のんきな、屈託がない」であるため、「陰気で地味で鬱屈しているゲイはゲイじゃねぇのかよ」と言いたくなる。
両性愛者(バイセクシュアル)は …… 分類としてはよくわからない。
トランスジェンダーは、出生時の性別(sex)と性自認する性別が異なることをいう。他者に性的関心を抱かないアセクシュアルや自認する性自認が男性・女性のどちらとも言い切れない人もおり、Xジェンダーなどとも呼ばれる。自分の意志で男性と女性を行き来する「フライデ(Fulid)」は、たぶんここに所属するのではないかと思われる。このあたりは「性自認とセクシャリティは別物だ」というだけの話であり、とりあえず保留しておくのがよいと思われるが「性自認とセクシャリティは別物」が深刻になると「性同一性障害(D.I.G)」として苦痛がある。これを苦痛を軽減するために外科手術を受ける人もいる。
クィア(奇妙な)は、ヘテロから見て奇妙だという話であり、虐待や差別の被害者になりやすいという点が問題となる。つまり、加害者はサディストかレイシストだと判断するのが適切であろう。
インターセクシャルは先天的な話である。最近の LGBT に関する議論については、「おーい、私らは無視かよ」という話はないでもない。
脚注[編集]
関連作品[編集]
- 伏見憲明『クィア・パラダイス ― 「性」の迷宮へようこそ』(対談集。1996)
関連項目[編集]
- ピンク・トライアングル
- ブラック・トライアングル
- LGBT
- ジョグジャカルタ原則
- レズビアン
- 社会的少数者（マイノリティ）
- 差別
- 百合族
- 表現の自由 / 言論の自由 / 思想・良心の自由 / 平等権
- フェミニズム
- マスキュリズム
- ジェンダーフリー
- インターセクシャル
- フライデ
外部リンク[編集]
- 【放送まとめ】シリーズ「多様な"性"と生きている」（NHK ハートネットTVのブログ 2013年6月本放送）
- LGBTと性的少数者の違い、日本人の誤解とは？ 当事者で対立の歴史も(2016年5月1日 withnews)
参考文献[編集]
脚注[編集]
性とその倫理  |