御厨さと美
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御厨 さと美(みくりや さとみ、昭和23年(1948年)5月20日 - 令和4年(2022年)12月14日)は、日本の男性漫画家。
プロフィール[編集]
- 出身地 - 長崎県
略歴[編集]
本名は御厨 哲美(読みは同じ)。家族に兄がいる。
早稲田大学第一文学部中退。
フリーエディターの活動を経て昭和45年(1970年)に「黒いつるぎ」から漫画家としても活動していた。
主な代表作は『裂けた旅券(パスポート)』、『ノーラ』シリーズなど。
令和4年(2022年)12月14日午後5時1分、人工透析中の痙攣により死去した。74歳没。葬儀は近親者で行なわれた。
作品リスト[編集]
- サンダーバーズ (1978年、アクションコミックス、双葉社)
- ウェポンX(1976年、パワァコミック、双葉社、単行本:ノーラの箱船、1979年、奇想天外コミックス、奇想天外社)
- 猛烈なるヒコーキ野郎たち! リノ★エアレース(1976年、週刊少年サンデー52号、小学館)
- リノ・エアレースを写真で紹介する記事
- ノーラの箱船(1977年、ビッグコミックオリジナル、小学館 、単行本:ノーラの箱船、1979年、奇想天外コミックス)
- デコンポーザー(1977年、コミック・ギャング、双葉社、単行本:ノーラの箱船、1979年、奇想天外コミックス)
- ファンタジア・カフェ・ノワール(1978年、漫画アクション増刊、双葉社、単行本:ノーラの箱船、1979年、奇想天外コミックス)
- 俺の翼(1979年、芳文社コミックス、芳文社)
- 爆砕空路(1979年、芳文社)
- 闇の伝説 (1980年、サンコミックス、朝日ソノラマ)
- シンデレラボーイズ(1980年、サンコミックス)
- 56マイルの悪魔(1980年、ビッグコミックスピリッツ創刊号(1980年11月号(10月発売))掲載、小学館)
- リノ・エアレースを題材とする読み切り作品
- 火の鳥2772 愛のコスモゾーン、手塚治虫(原作)(月刊マンガ少年1980年2月号 - 4月号)掲載、1981年4月に別冊版雑誌、2007年に文庫版(メディアファクトリー)、2019年にカラー完全版(復刊ドットコム)
- NORA-硫化海流-(8/1980-5/1981月刊マンガ少年、単行本:NORA、1981年、サンコミックス)
- 2012年、米国を中心とする覇権国家は、海底資源の乱開発により甚大な海洋汚染を引き起こし、世界中が存亡の危機にあった。元国連事務総長スコラ女史は、海底工場を破壊して、これ以上の汚染を阻止すべく、賛同者の援助の元に軍事組織を設立する。スコラ女史の娘、ノーラ・スコラ中尉も潜水艦ゼノビア号の士官としてこの戦いに身を投じるのであった。
- ノーラの流れ星(1978年、漫画アクション、双葉社、単行本:NORA、1981年、サンコミックス)
- 宇宙船プロフィット号が深宇宙でファーストコンタクトを経験する。異星人との一触即発の危機の中、プロフィット号の若き女性士官ノーラ・スコラ中尉が取った行動とは…。なお、硫化海流などとは時間的に約1000年の隔たりがあり、続編というわけではない。
- ケンタウロスの伝説(週刊プレイボーイ、集英社、単行本:ケンタウロスの伝説、1981年、プレイボーイコミックス、集英社、全2巻)(原作:オサム(大竹オサム))
- 黄金結社(漫画アクション、単行本:黄金結社、1981年、アクションコミックス、双葉社)
- 裂けた旅券(パスポート)(ビッグコミックオリジナル、1980年-1983年、ビッグコミックス、小学館、全7巻)[注 1]
- イカロスの娘(ビッグコミックスピリッツ、1981年-1982年、ビッグコミックス、小学館、全2巻)[注 2]
- サンドランダー(1983年、朝日ソノラマ)
- トゥインクル・ノーラ <THE TWINKLE NORA>(1984年、笠倉出版社)
- ビーパルじいさんのアウトドア教本 (1984年、小学館) - 小学館のアウトドア雑誌「BE-PAL」に連載された「MANUAL COMIC」。北米を舞台にティーンエイジャー3人組とベテランの「ビーパルじいさん」が絡む形式で、アウトドアのテクニックやグッズなどを紹介した。後に単行本化された。
- 惑星ギャラガ(1984年、アクションコミックス、双葉社)
- Ζ-ゼータ-(1989年、大都社)
- ルサルカは還らない(MANGAオールマン、1996年-1998年、単行本:SCオールマン、集英社、全5巻)
- なんぼやねん(MANGAオールマン、集英社、単行本:1999年、SCオールマン、集英社)
- 女たちの宇宙(SFアドベンチャー1981年1月号、徳間書店)
映像作品[編集]
- 円卓の騎士物語 燃えろアーサー(原作)
- 劇場版『クラッシャージョウ』(1983年、松竹富士系) - 「スペシャル・デザイン」としてルドラのデザインを行った(本作では多くの漫画家にオリジナルの宇宙生物などのデザインを依頼するという趣向が取り入れられていた)
- オーディーン 光子帆船スターライト(設定ブレーン)
- 火の鳥2772 愛のコスモゾーン(メカニックデザイン[1])
- ゴルゴ13(1983年) - 出崎統が監督したアニメ版だが、コンピューターグラフィックが使われたシーンがあり、そのCGディレクターを担当した。
- ノーラ(監督)
- ギャラガ(原作)
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ↑ “火の鳥2772 愛のコスモゾーン”. 手塚治虫公式サイト. 2022年12月16日確認。