広島ドリーム名古屋号

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広島ドリーム名古屋号(ひろしまドリームなごやごう)は、愛知県名古屋市広島県広島市の間を結ぶ高速バスの愛称である。

概要[編集]

ジェイアール東海バス中国ジェイアールバスの共同運行する夜行路線。

1989年にセレナーデ号の愛称で運行を開始し、名古屋鉄道広島電鉄の2社が運行するファンタジア号とダブルトラック体制となっていた。山陽自動車道が全通していないため、当時から中国自動車道を経由していたが、広島大学移転進行中だった東広島市を経由できないため[注 1]、夜行移動のパイが拡がらずにダブルトラック需要が成立せずに共倒れ寸前の苦戦を強いられた[注 2]。結果、ファンタジア号が退場してセレナーデ号だけが生き残った[注 3]

運行会社[編集]

停車停留所[編集]

▼…対広島(広島行は乗車、広島発は降車)のみの扱い
▲…対名古屋(名古屋行は乗車、名古屋発は降車)のみの扱い
停留所名 停留所
所在地

名古屋駅(新幹線口) 愛知県 名古屋市 中村区
三次駅 広島県 三次市
千代田インター 山県郡 北広島町
中筋駅 広島市 安佐南区
不動院 東区
広島バスセンター 中区
広島駅新幹線口 南区

使用車両[編集]

  • 4列シート・トイレ付
    • 2018年11月19日までは3列シート車を使用していた。流石に名古屋 - 広島間の距離で4列シートはキツいので、スカニア・InterCity DDを追加増備して3列シートの設定を復活させてほしいものである。

脚注[編集]

  1. 県北部でも庄原市広島県立大学が開学したが、需要のパイを増やすには少ない学生数だった。
  2. 加えて、同時期に広電が新設した中距離昼行路線の広島 - 山口線、「ミリオン号」(広島 - 福岡天神)も苦戦して、「ファンタジア号」の不振を広電側の昼行便でカバーできなかったという事情もあった。
  3. 同時期に、名古屋 - 博多間でJRグループのレインボー号も運行開始したが、こちらはセレナーデ号と違い、ダブルトラックの中でJR側が苦戦して撤退。結果として、JR東海バスはセレナーデ号と四国方面のオリーブ号に西日本方面の経営資源を集中することとなった。
出典