川中島合戦記
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川中島合戦記(かわなかじまかっせんき)とは、川中島の戦いに関する史料である。
概要[編集]
著者・成立年代[編集]
著者も成立年代も不明。そもそも奥書が存在しない。
内容[編集]
武田信玄と上杉謙信の戦いで有名な川中島合戦についての記録。全1巻。
合戦の発端、すなわち村上義清のことについては完全無視している。天文23年(1554年)8月15日に上杉政虎が軍を動かし、この戦いで政虎・信玄の一騎討ちが行なわれたことが記されている。
その後、天文24年(1555年)3月7日の戦い、弘治2年(1556年)3月に川中島ではなく戸上山で戦ったとされていること、弘治3年(1557年)8月の戦いなどを簡略に記しており、永禄4年(1561年)の戦いについては少々触れた程度で終わっている。
謙信を川中島初対決の時点で「政虎」、晴信を「信玄」としていることから、江戸時代の後代史料であると思われる。