島岡譲
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島岡 譲(しまおか ゆずる、1926年1月13日 - 2021年9月30日[1][2])は、日本の作曲家、音楽学者、音楽理論家。国立音楽大学名誉教授、元東京藝術大学教授。娘は法学者の島岡まな。
来歴[編集]
作曲家として東京芸術大学で教鞭をとったりしている。作曲家の池辺晋一郎、久石譲など著名な後進を育て上げた。さらに音楽理論家として多くの執筆も手掛けた。著書も数多く存在する。
令和3年(2021年)9月30日に老衰のため死去した。95歳没。その死は翌年2月になって公表され、葬儀は近親者で行われた。
楽曲[編集]
- 前奏曲とフーガ ト短調(1948年、第17回毎日新聞社音楽コンクール作曲部門第1部管弦楽曲第2位受賞作品[3][4])
著作[編集]
- 『フーガの実習』国立音楽大学, [出版年不明]
- 『和声と楽式のアナリーゼ バイエルからソナタアルバムまで』音楽之友社(1964年)
- 『音楽の理論と実習』 I, II, III 全3巻 音楽之友社(1982 - 1984年)
- 『音楽の理論と実習 別巻』I, II, III上, III下 全4巻 音楽之友社(1985 - 1988年)
- 『山を仰いで』自費出版(1986年)NDL2020年7月7日閲覧。
- 『和声のしくみ・楽曲のしくみ 4声体・キーボード・楽式・作曲を総合的に学ぶために』 音楽之友社(2006年)
- 『島岡譲 和声課題作品集』音楽之友社(2022年)
共編著[編集]
- 『和声の原理と実習』外崎幹二共著 音楽之友社(1958年)
- 『フーガの作例』 国立音楽大学(1958年、編著)
- 『総合和声 実技・分析・原理』音楽之友社(1998年、共著・執筆責任)
- 『総合和声 実技・分析・原理 別巻』音楽之友社(2001年、共著・執筆責任)
門下生[編集]
五十音順
- 赤石敏夫[3]
- 安達元彦[3]
- 池辺晋一郎[3][5]
- 和泉耕二[6]
- 市川景之
- 岩河智子
- 岩代浩一[3][7]
- 大島ミチル[8][9]
- 荻久保和明
- 河野土洋[10]
- 眼龍義治[11]
- 北爪道夫[3]
- 工藤俊幸
- 桑原洋明[12]
- 西邑由記子
- 野田暉行[3]
- 八村義夫
- 久石譲[3][13]
- 廣瀬量平[3][14]
- 宮崎尚志[15]
脚注[編集]
- ↑ 島岡譲 『島岡譲 和声課題作品集』 音楽之友社、2022年1月20日。
- ↑ 島岡譲さん死去 朝日新聞(2022年2月)
- ↑ a b c d e f g h i 日本の作曲家 2008, p. 342, 島岡 譲.
- ↑ “第11~20回”. 日本音楽コンクール. 入賞者一覧. 2021年12月19日確認。
- ↑ 須藤英子 (2006年4月1日). “池辺 晋一郎”. ピティナ・ピアノ曲事典. 全日本ピアノ指導者協会. 2021年12月19日確認。
- ↑ 日本の作曲家 2008, p. 57, 和泉 耕二.
- ↑ 岩代浩一『ドンカッチョのうた バンカラ太平記』人間の科学社、1998年、p239。
- ↑ 日本の作曲家 2008, p. 131, 大島 ミチル.
- ↑ 小峰正博. “第8回 大島ミチル先生”. 日本テレビ音楽. 2018年1月16日確認。
- ↑ 日本の作曲家 2008, p. 212, 河野 土洋.
- ↑ 日本の作曲家 2008, p. 216, 眼龍 義治.
- ↑ 日本の作曲家 2008, p. 255, 桑原 洋明.
- ↑ 久石譲『I am 遥かなる音楽の道へ』メディアファクトリー、1992年、p164。
- ↑ 須藤英子 (2018年4月24日). “廣瀬 量平”. ピティナ・ピアノ曲事典. 全日本ピアノ指導者協会. 2021年12月19日確認。
- ↑ 日本の作曲家 2008, p. 661, 宮崎 尚志.