寺内寿一
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寺内 寿一(てらうち ひさいち、明治12年(1879年)8月8日 - 昭和21年(1946年)6月12日)は、日本の陸軍軍人、政治家。最終階級は元帥陸軍大将、位階は従二位、勲等は勲一等、功級は功一級、爵位は伯爵。父は第18代内閣総理大臣などを歴任した元帥陸軍大将・寺内正毅で長男。皇族以外では唯一陸海軍を通して親子2代で元帥府に列せられた人物であるが、太平洋戦争における指揮などからあまり評判は芳しくなく、愚将とする説もある。
経歴[編集]
前半生[編集]
本籍は山口県であるが、実際は東京府出身である。父が長州藩の実力者である寺内正毅であるため、寿一はその長男としていわゆる「陸軍貴族」のように育てられた、とする説がある。後述するが、太平洋戦争における指揮の拙さや失態などから評判は芳しく無く、傲慢で自らの地位を利用して強権的な部分もあったとされている。だがその一方で部下の気持ちを理解して人情味もあったと言われており、どちらが本当の寺内かは今をもって不明としか言いようがない。