富士急行6000系電車

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右が6000系。左はJR東日本E353系

富士急行6000系電車(ふじきゅうこう6000けいでんしゃ)とは、富士急行の所有する通勤型車両の1つ。

概要[編集]

2012年より国鉄205系電車を譲り受け、3両編成への短縮や抑速ブレーキの取り付け、耐寒耐雪仕様への改造などを行って営業運転に投入したもので、2021年現在は3連7本が在籍する。

構造[編集]

基本的な仕様は制御装置が界磁添加励磁制御であることを含めて205系と変わりはないが、抑速ブレーキ・半自動ドア・ヒーターなどが取り付けられている。

デザインは車内外ともに水戸岡鋭治氏によるものに変更された。

形式別概説[編集]

クモハ6000形
元モハ205。種車が中間車であったため、クハ205から顔ごとパチってきて運転台を取り付けた。シングルアーム式のパンタグラフを2丁搭載。
モハ6100形
元モハ204。
クハ6050形
元クハ204。このうちクハ6750形については大型の荷物棚の設置も行われた。

番台別概説[編集]

6000番台
0番台の量産先行車からの改造で、すべて京葉線で活躍していた。3本在籍する。田の字窓が特徴だが、譲渡の際に下段を固定化されている。
6500番台
0番台の量産車からの改造。2本在籍するが、1本は京葉線、もう1本は埼京線出身である。
6700番台
八高線で使用されていた3000番台からの改造。2本在籍。前面デザインがオリジナルと異なるため別番台とされた。

運用[編集]

2012年2月29日から順次運用に投入され、2019年度までに従来車のうち1000系5本と5000系を置き換えた。これとは別に運用減で1000系1本が2020年に廃車された。

他編成との併結は行わず、常に3両編成単独で使用される。

今後[編集]

2021年現在、富士急に残る従来車は1000形2本のみで1本は富士登山電車となっている。ここで、南武支線の2連や鶴見線の3連、大穴では仙石線の4連が富士急行に転入して本系列となり、これらを置き換えるかどうかは気になるところ。もっとも、鶴見線の場合は機器配置が異なるため可能性の薄さが指摘されるが、2連に短縮した場合話は別となる。一方で、2024年8月に示された計画報告書には車両更新が盛り込まれていたため、本系列の増加の可能性は否定しきれない。

かつては相模線500番台日光線いろはも候補となっていたが、解体が完了しておりすでに候補から外れている。

近い世代の車両[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]