富士急行5000形電車
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富士急行5000形電車(5000がた)は、1975年に富士急行が導入し、2019年まで同社に在籍していた電車。
概要[編集]
2022年現在においては自社製造の車両は存在しない。よって、この車両は最後の自社発注車となった。ローレル賞の受賞車両でもある。形式名の「5000」は、昭和50年に登場したことに由来する。
車両説明[編集]
- 客用扉は両開扉を片側につき2か所に設置。座席はセミクロスシート配置である。165系などよりも居心地がよいシートピッチになっている。
- なお、富士急としては初めての冷房車。
車両ごとの説明[編集]
- 5001Fのみが製造。
←富士山/大月、河口湖→
- モハ5002+モハ5001
モハ5001形[編集]
製造数は1両。M車だが、パンタグラフを載せていない。
モハ5002形[編集]
製造車両は同じく1両。こちらはM車、パンタグラフを搭載。
運用[編集]
- 2000年頃までは他の形式と併せて普通列車運用などにはいっていた。
- なお、予備部品は1000形と共通化できたが、1000形との併結は行わなかった。
- 2007年、トーマスランド号へ改造。以後、引退までそのままトーマスランド号として運行していた。
- 本系列の引退によって、富士急行の保有する車両は全て他社からの譲渡車となった。また、使用されていたラッピング車両「トーマスランド号」の代替車両として、6000系電車(205改)を改装した「トーマスランド20周年記念号」が2018年3月21日から運行を開始した。
保存車[編集]
- モハ5001のみ下吉田駅にて保存。
その他[編集]
鉄道模型メーカーのグリーンマックスが自社直営店のジーエムストアー限定で販売するクロスポイントブランドで5000形のレジン製Nゲージ組立キットを発売したことがある。しかしこの製品化は富士急行に対して承諾を取っておらず、発売当日に富士急行からクレームが入り、その日のうちに店頭から回収されてしまったという。
なお5000形そのもののNゲージでの製品化は後年トミーテックの鉄道コレクションブランドから行われている。
関連ページ[編集]
- 富士急行
- 富士急行6000系電車
- 国鉄205系電車
- 高松琴平電気鉄道1010形電車 - 琴電最後の自社発注車。消滅済み。
- 北陸鉄道6000系電車 - 北陸鉄道最後の完全新造の自社発注車。譲渡先で廃車解体。
- 富山地方鉄道14760形電車 - 富山地方鉄道最後の自社発注車。現役。