学校等の離任式

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学校等の離任式(がっこうとうのりにんしき)は、異動する教職員とのお別れの式である。ただ、卒業生が離任式に参加した場合、その日が事実上の最終登校日となる。

離任式の内容[編集]

以下は基本例であり、実際の形式等について学校によって異なる。

1.離任教諭入場

教頭が離任教諭を先導する。その際BGM(「G線上のアリア」など)をバックに入場する。静かに入場する場合や、全校生により拍手で送り出される場合など多彩である。

2.開式の辞(開式の言葉)

校長等により開式宣言が行なわれる。

3.国歌斉唱(国歌演奏)

君が代

中学校では国歌斉唱を行われるところ多い。

4.校歌斉唱

国歌斉唱のあとに斉唱する所が多い。

5.式辞

校長等に行われる。

6.花束の贈呈

生徒代表に離任者に渡す花束。

7.答辞・送辞/お別れの言葉

お別れの言葉は、生徒代表に離任教諭へ向けて、また「答辞」は離任する教頭等に向けて発言する。

8.謝辞

生徒代表により行われる。

9.式歌(お別れの歌)

旅立ちの日に未来へ旅立ちの時〜Asian Dream Song〜友 〜旅立ちの時〜など。

10.閉式の辞(閉式の言葉)

校長等により閉式宣言が行なわれる。

11.離任教諭退場

入場と同様。その際、BGM(「威風堂々」など)をバックに退場する。静かに退場する場合や、全校生により拍手で送り出される場合など多彩である。

離任者の服装[編集]

たいてい異動する教諭は礼服、喪服、準礼装を着用する。たいてい異動する校長・教頭はスーツ、準礼装、礼服を着用する。

実施日[編集]

日本小学校中学校高等学校などの学校では、次のうちのいずれかに行われる。

  1. 年度末の時期(3月の卒業式または修了式に引き続き行う)
    • 一般に私立学校では、修了式と同時に行われること多い(公立学校でも卒業式に引き続き行うところもある)。
  2. 春休み期間中(すなわち3月28日4月2日の間、特に29日、30日が多く、31日の場合も多い)
    • 私立学校では(3月22日4月2日の間、特に28日、29日、30日が多く、31日の場合も多い)
    • 公立学校では、修了式以後の春休みに実施されることが多い。
  3. 4月新年度序盤(4月の始業式前後に行う)
    • この場合、前年度の卒業生が出席できない場合が多い。また新1年生は出席しない場合もあるが、出席の場合は離任教諭にピンと来ないことがほとんどである。
    • 教職員の異動の公表が春分の日以降の場合[注 1]の公立学校に多い。
  4. 4月中盤
    • 新年度序盤と同じく、前年度の卒業生が出席できない場合が多い。
    • 教職員の異動公表が、3月末の場合[注 2]の公立学校に多い。

関連項目[編集]

[編集]

  1. 愛知県など
  2. 埼玉県など