大阪ウニタ書舗

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大阪ウニタ書舗(おおさかうにたしょほ)は、大阪市天王寺区茶臼山町にあった新左翼専門の書店。

概要[編集]

東京・神田にあったウニタ書舗新左翼系書店として有名になると、60年代後半から70年代にかけて吉祥寺名古屋などにもウニタと称する書店が生まれ、活動家の情報センターの役割を果たした[1]。JR天王寺駅のすぐ近くにあった大阪ウニタ書舗もその一つで、中核派の機関紙『前進』や日本共産党(行動派)の機関紙『アカハタ』など、新左翼党派の機関紙誌やパンフレットを中心に販売していた。毎日新聞によると、「機関紙を購入しに来た公安警察官西成の労働者が店頭でいがみ合うこともあった」という[2]。1971年生まれのブロガー・文筆家のココロ社は、高校時代に2回くらい行ったことがあり、「高校生が作っている機関誌みたいなの」、友だちは「アナキストの機関誌」を買ったことがあると語っている[3]。左翼系だけではなく、新右翼団体・一水会の機関紙『レコンキスタ』なども販売していた。大阪で各種党派の機関紙を買える唯一の書店であったが[4]、2004年6月に閉店した。

取り扱っていた機関紙誌[編集]

一部。「民族の意志同盟」の機関紙は「置いてあったように記憶しております」とのこと[2]

出典[編集]

  1. 高沢皓司「ウニタ書舗」戦後革命運動事典編集委員会編『戦後革命運動事典』新泉社、1985年、30頁
  2. a b 大阪ウニタ書舗 鈴木邦男をぶっとばせ!「酒井徹の今週の裏主張」
  3. a b 大阪ウニタ書舗が閉店 ココロ社(2004年6月3日)
  4. a b 大阪ウニタ書舗、6月に閉店 鈴木邦男をぶっとばせ!「酒井徹の今週の裏主張」

関連項目[編集]