大瀬戸町
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大瀬戸町(おおせとちょう)は、かつて長崎県西彼杵郡にあった町である。現在は西海市となって消滅している。
概要[編集]
西彼杵半島の西海岸に位置する町である。半農半漁であったが、昭和時代初期までは松島炭鉱の開発における恩恵を受けて大いに栄え、対岸の松島は江戸時代から近海捕鯨の根拠地として栄え、さらに大正時代から昭和時代にかけて炭鉱で栄えたところである。昭和30年(1955年)に瀬戸町、多以良村、松島村、雪浦村の4町村が合併したことにより大瀬戸町が誕生する。
温暖な気候により果樹栽培が盛んで、蜜柑やビワ栽培が盛んに行われている。漁業は一本釣りが中心で、延縄や刺網も営まれている。海岸一帯は西彼杵半島県立自然公園に指定される景勝地であり、外海町との境には岩瀬戸渓谷の景勝があり、渓谷には落差7メートルのつがね落としの滝が自然の天地を作っている。さらに松島には松島火力発電所もある。
平成17年(2005年)4月1日、大島町、西彼町、西海町、崎戸町の5町と新設合併し、西海市となったことで大瀬戸町は消滅した。