大椎城
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大椎城(おおじじょう)とは、現在の千葉県千葉市緑区大椎町にかつて存在した日本の城である。
概要[編集]
この城は現在、ユーガイ台と呼ばれる場所にあった城である。現在は土塁や空堀の一部が遺存している。
平高望の4男・平良文を祖とする千葉氏は、平安時代中期頃にこの地に勢力を張り、大椎城を居城とした。良文から6代目の孫に当たるとされる千葉常重は、大治元年(1126年)に千葉城を築き、ここを居城として移ったので、以後は千葉氏の一族の属城となる。なお、常重の子で有名な千葉常胤は、元永元年(1118年)に大椎城で生まれている。
天正18年(1590年)、豊臣秀吉の小田原征伐で後北条氏が滅亡した際に廃城になったといわれる。