埼玉県立歴史と民俗の博物館

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埼玉県立歴史と民俗の博物館(さいたまけんりつれきしとみんぞくのはくぶつかん)は、埼玉県さいたま市大宮区にある歴史・民俗・美術工芸の博物館である。

概要[編集]

埼玉県の歴史民俗に関する資料を収集・保管し、総合的に調査研究する博物館である。旧埼玉県立博物館と旧埼玉県立民俗文化センターを統合し、2006年(平成18年)4月1日に誕生した。歴史民俗美術工芸の分野を広域的、総合的、多元的に扱う人文系総合博物館である[1]

歴史[編集]

前身の施設[編集]

旧埼玉県立博物館は、1871年(明治4年)の埼玉県誕生から100年を記念して、人文系総合博物館として1971年(昭和46年)11月に開館した。1982年(昭和57年)11月の埼玉県立近代美術館の開館を機に、展示室を全面的に改装し、歴史系博物館として1983年(昭和58年)11月に開館した。

旧埼玉県立民俗文化センターは、民俗芸能及び民俗工芸を調査研究の対象とする施設で、1980年(昭和55年)11月に開所した。

歴史と民俗の博物館[編集]

2005年(平成17年)2月に策定された「県立博物館施設再編整備計画」により両館が統合され、埼玉県立歴史と民俗の博物館が発足した[2]。埼玉県立博物館の展示室を改修し、歴史と美術に加え、新たに民俗展示室を設けた。

常設展[編集]

常設展室

所蔵品[編集]

  • 国宝 太刀銘景光 景政鎌倉時代 嘉暦4年(1329)
  • 国宝 短刀銘景光、鎌倉時代 元享3年(1323)
  • 県指定文化財 太平記絵巻 巻第一(当館蔵)
  • 県指定文化財 太平記絵巻 巻第二(当館蔵)
  • 県指定文化財 太平記絵巻 巻第七(当館蔵)
  • 埼玉県指定有形文化財 紙本着色鯉亀図、葛飾北斎江戸時代
  • 埼玉県指定有形民俗文化財 石山家芝居衣裳・用具(首抜)
  • 埼玉県指定有形民俗文化財 高梨家神楽師用具(裲襠)

諸元[編集]

  • 名称:埼玉県立歴史と民俗の博物館
  • 開館:2006年(平成18年)4月1日
  • 設計:前川國男 1971年竣工
  • 敷地面積:12,753.71㎡
  • 延床面積:11,363.93㎡
  • 展示面積:888㎡
  • 休館日:月曜日(祝日・振替休日、G.W.中及び県民の日を除く)、12月29日~1月1日
  • 観覧時間:9:00~16:30(観覧受付は16:00まで)
  • 観覧料:一般 常設展 300円、企画展 400円、特別展 600円
  • 所在地:埼玉県さいたま市大宮区高鼻町4-219
  • 交通:東武アーバンパークライン(野田線)大宮公園駅下車徒歩5分、JR宇都宮線土呂駅徒歩18分

脚注[編集]

  1. 平成28年度要覧埼玉県立歴史と民俗の博物館
  2. 埼玉県立歴史と民俗の博物館